
アメトイのおおざっぱさって個人的にちょっと合わないところがあって(関節の割り切り感とか塗装の雑さとか、可動範囲の狭さはモノによりけりですけども…)、普段は敬遠してるところがあるんですが、今回のT2版T-800は試作画像見て「おっ」と思うところがあり購入の流れ。
これはいいものだ…。

お顔。
若干肌色厚塗りののっぺり感ありますが、皺などの造形は細かく入っているので、しっかり影が出来る環境に置いてやるとすごーくイイ感じになります。

グラサンヘッド。
いいじゃんいいじゃん♪
ジャケットなんかディティールも皺も細かく作られてて、サイズを感じさせない情報量になってますな。
あとダメージヘッドもついてたんですが、写真撮ろうと思ったら早速行方不明になってた。
箱から出すついでに周辺片づけたんですけど、多分ナニかと一緒にドコかにしまっちゃったんだろうなぁ…。
よくフィギュア片手に「どこに飾ろうかなぁ〜」って部屋の中うろうろするんですけど、無意識にナニかをドコかに動かしてわかんなくなったり、手に持ってたものをどっかにおいてわかんなくなったりが最近多いデス。
ボンヤリしすぎなんだよなぁ。。

このレバーアクションのショットガン。片手でリロードするアクションがめっちゃカッコイイよね!

手首はミニガン用に調整されてる一種類のみなので右手の射撃ポーズがちょっと決まりませぬ。
つーわけでミニガン装備。

シュワちゃん自体が大柄なせいか武器が小さく見えちゃうけど、結構迫力あるぞ!
肝心の武器自体は全部軟質素材なので、歪んじゃってたりしてるのがちょっとアレなんだけど、塗りが結構渋みのある感じというか、見た目の質感は悪くないと思います。

仕上げのグレポン。

そんなこんなのT-800。顔造形も上々だし、武器も一杯ついてて大満足な一品でした。
7インチサイズなので、普段買ってる6インチサイズのあれこれと並べられないのが心残りといえなくも無いけど…。
これはやっぱT1版欲しくなるよねー。
ハードボーラー構えさせたい。
2章は全体的に単発イベントこなしていく感じで、オマケ感が強かった。
特にメインミッションの方はもうネタ切れ感が垣間見えて、殆ど惰性でプレイする状態に…。
話のオチの方は伏線がようやく解消されただけな感じで、PWの時のパスみたいな意外性が無かったのが残念。
ガルベス先生のアレみたいな、プレイヤーが「???」って引き付けられるようなイベントがあれば、もうちょっと楽しめたかも。
「お前がファントムだ」ってゲーム開始時に名言されてたんだよなー。
ちょっと今回シナリオの構成が稚拙と言うか、もうちょっと捻りがほしかったです。
ヴォルギンは実際にヴォルギンで困った。

しかも亡霊的な奴ではなく、しっかり生きてましたってのがまた…。
セリフがなかったけど、やっぱ中のヒト的なアレですよね…。
好感度MAXになったクワイエット連れて基地に戻ったら急に水遊びが始まる。

え、なにこれは。
…でもちょっとこう、殺伐とした雰囲気の本編に一服の清涼剤的な感じで、いいかも……。
そんなクワイエットさんに対するオセロットの評。

やっぱりホモじゃないか!!1
声帯虫の感染再来イベントがあるんですが、これは良かったです。

このイベントはこのゲーム中では唯一リニア進行だけど、内容も演出も緊迫感あって良い。
自分語りが無さ過ぎて全然感情移入できなかったヴェノムの心境が垣間見える貴重な一瞬とでもいうか。
無駄に別人設定伏線化しないで、こういうボス主観のイベントを1章からいくつか配置しておけば、もうちょっと引き締まったんじゃないかなぁ。

ここでも空気読めないエメリッヒにイラッ。
でもその直後全部コイツのせいだったことが判明して裁判に。
いやー、悪いことはできないもんですねぇ。

なんだかんだいって今回一番キャラ立ってると思う。
多分全世界のプレイヤーはヒューイを前にして「死ねやお前」でひとつになれたはずだ。
世界をひとつに…ザ・ボスの遺志は実現していたのだ…。

最終ミッション出現はクワイエット以外の重要ミッション全部クリアしてイベント全部見てテープ全部聴いて、かな?
ネタ切れミッションに加えてエクストリームだの、完全ステルスだの。
こういうのはクリアしてもやり足りない人向けでいいんじゃないですかね?
その最終ミッションで例の写真…。

最初のミッションにオーバーラップして真実が語られる構成はいいと思う。
でもこれ全部リプレイさせる必要ないんじゃないですかね?
そもそもチュートリアル形式なんだから最後にやる内容じゃないよ??必要なところだけ掻い摘んで見せてくれれば…。
せっかくいいシーンなのにウンザリ気分で台無しというか…。
まあこういう面倒くさいところってすごくメタルギアらしい感じはする。

真ボス革ジャン似合わねーな!
と思ったがプリスキン的なオマージュなのかもしれない。
エスケープフロムLAもラストシーンでタバコふかしてENDだったよね?確か…。

要は"お前<プレイヤー>がBIG BOSSだ!"ってことなんかな?と理解しましたが、ちょっとプレイ感としてはヴェノムさんに感情移入できてないのでノリきれないところがあると思います。

ゼロ少佐のテープはちょっと泣ける。
これだけでまあここまでプレイした価値はあったかな、と。個人的には。
MGS3の時の陽気なオッサンなゼロが見られて良かった良かった。
なんかゼロが総ての元凶、悪の権化みたいな扱いだったしここ最近。
そんなこんなですが全体的に見ると、MGSPWの続編としては素直に楽しめる面白いゲームでした。
まあオープンワールド要素はやっぱり余計だったかな、と思う…。
5年前にはもうFarCry2もCrysisもfalloutもS.T.A.L.K.E.Rもこの世に存在していたわけで、そんなものの二番煎じを今更やりたかったワケでもあるまいし…。
ピースウォーカー的な経営要素と組み合わせて独自性を出すことは出来てるけどシステムとしては未成熟、というか結果的にどっちも中途半端になってる。てのが自分の印象。
ピースウォーカーだってもう5年前のゲームなので、記憶は大分美化されてるところがある気はするけども、どうせならあの「We are M.S.F!!」って感じの、みんなで組織を大きくしていく喜びみたいなのが欲しかった。
今やボスは去り、ミラーも人が変わってしまって、パスもああいう結末になった。
ダイヤモンド・ドッグスとして組織を再建しても楽しかったマザーベースの日々は帰ってこない…。
パスイベントを見ていてなんかそんな事を思ったり。
MGSTPPはMGSPWを心底楽しんだ俺がそのファントムペインに悩まされる話でしたってことで。(完)