航空機は戦闘機・攻撃機・爆撃機と一通り操作可能。
前半は零戦・九七式艦攻・九九式艦爆。後半は彗星・天山が登場。
単発で二式複戦?を操作するミッションもあり。

九七式艦攻。
搭載する爆弾は容量を数種類から選択可能。爆撃は機種ごとに水平爆撃と急降下爆撃が使用可能。
急降下爆撃は照準が表示されるので突入角が浅くても割と当てやすい。

零戦。
操作はアーケードとシミュレーターの二種類があるが、アーケードモードはマウス+キーボードでも操作できるくらいに簡単。ヨーイングが出来ないので爆撃コースの微調整は少しやりづらいかも。
当然誘導ミサイルなんてないので機銃頼りになるわけだが、通常難易度でもオートエイムが働くので空戦はそれほど難しくはない。敵はちょっと固めに感じる。

九九式艦爆。魚雷が搭載可能。
雷撃は威力が高いものの、高度と速度を規定に保って投下しないと作動しない。
対空砲火が厳しいので距離を詰めようとすると割とあっさり撃墜されてしまうし、遠距離から狙うにしても敵の航路を読みつつ水平飛行を保つのが結構難しいので無理して使うよりも爆弾を選択する方が難易度は下がるかも。

赤城ルートのクライマックスはミッドウェー海戦。
燃える母艦とうじゃうじゃいる敵。
とりあえず戦闘するだけ、みたいな構成で史実の再現はあまり重視されていない模様。

沈む赤城。
赤城ルートでは真珠湾→ラバウル→ダーウィン→インド洋→ミッドウェーまで。
瑞鶴ルートでは珊瑚海→ソロモン諸島→サンタクルーズ諸島→フィリピン海→レイテ沖まで。
と、各五つの戦域でいくつかのミッションをこなしていくシステム。

見張り塔からの策敵という地味〜なミッションもあり。

歩兵に機銃掃射とか。ホント戦争は地獄だぜー。

彗星。
戦局が傾いてからの瑞鶴ルートでは対艦攻撃ミッションの比率が上がってくる。
敵の艦船はグイグイ回避行動を取ってくるので爆撃も雷撃もしっかり狙わないと命中しない。しかも艦隊が陣形を組んでいる上に対空砲火が熾烈なので近づくのも一苦労。

で、瑞鶴ルートの最後はKAMIKAZE…と。
ゲーム自体は淡々と進むので悲壮感はあまりない。
全体的に可もなく不可もなくといった感じ。
グラフィックは結構キレイだし、ダメージを受けると段々ボロボロになっていく表現とか、爆撃の煙で視界が悪くなっていく感じとかで雰囲気は出ている。
オートエイムがあるので対空戦は難易度はそんなに高くない。一方で爆弾全部をクリーンヒットさせないとクリアできないミッションがあったりでゲームバランスはちょっと調整不足な感じがするかも。
効果音はいいと思う。BGMのバリエーションが少ないのとドラマチックな演出も特にないので淡々と進みすぎる気もする。
操作する機体をコロコロ切り替えなければならないシステムも没入感を阻害する要因。
音声とテキストは基本は全編英語だが、日本軍側は音声のみ日本語にすることも出来る。が、海外ゲームでよくある似非イントネーションの日本語なのでイマイチ。
アメリカルートは気が向いたらプレイしてみようと思います。
やっぱ第二次大戦物は日本軍側があれなのでこう、ちょっとノりづらいものが…。