おっさん2人がジタバタするのを微笑ましく見守る、そんなシナリオだなこれは。
マイケルは確かに情けないおっさんだが、応援したくなるおっさんでもある。
実際情けないおっさんになりつつある自分とか鑑みると、とにかく現状をなんとかしようと努力する姿には
胸を打つものがある。…のかなぁ?
トレバーも割と感情移入できるキャラかも。
意外と寂しがり屋さんでガラスのハートの持ち主なんだよな…。
…ただのツンデレだった。
正真正銘のクズだけど、なんか嫌いになれないとこあるよね。
なんとなく4のニコさんに近いトコあると思う。
友情はそれなりに大事にするし、バカにされたり裏切られたりはゼッタイに許さなかったりとか…。
とはいえ、ニコさんはなんか友達になりたくなるような雰囲気だった一方、トレバーは出来ればお近づきになりたくないな…。
手のかかるおっさん達。これには今時の若者も苦笑い。
嫌いなれないと言ったけど…流石にトレバーさんは奇行多すぎですね。
あとこのゲームはやっぱセリフ回しとか皮肉っぽかったりシャレてる感じですき。
…少なくとも飲んだくれて前後不覚になる瞬間は違うと思うが。
翻訳もすごくがんばってる…。
看板とかテレビ画面とか細かいところに細かくネタ仕込まれてるあたり大作ゲームって感じでイイ。
オープンワールド系のゲームはやっぱ没入感が大事だし、こういうのが雰囲気に一役買うんだよね。
これニコさんですよね?
特に目的も無くウロウロするのが楽しい。現実逃避って素晴らしい。
ゲーム中で聴けるラジオもDJのセリフとか時間帯で変わったりして、かなり凝ってますよね。
"Non-Stop-Pop FM "と"Los Santos Rock Radio"は作業BGMにも最適。
Wham!とかバックストリートボーイズとか中高くらいの頃よく聴いてたんだよなー。
霧のロスサントス。
やっちまったぜ。
"死"て…。
スクーターブラザーは笑った。
雨で濡れた路面の感じとかほんとすき。
飛行機系充実してるのもいいですねー。
調子にのってるとすぐ事故って病院行きだから注意な。
よく暴力的な描写はダメゼッタイ、って意見でこのゲームは筆頭に挙がるけど、問題なのは暴力性を賛美したり肯定したりするかどうかなんじゃないんですかね。
どっちかというと今回のGTAはその辺はプレイヤーに委ねられているというか、別に自動車強盗しないで終始タクシーで移動したって構わないのだし。
作品的にカッコイイキャラ扱いされてる登場人物もいない、というか公共的な意味での善玉も悪玉もクズ揃いだし。
まあ、実際暴力的な行動を取ったりするのは、内面にそういう衝動があるからなんでしょうがね。
マイケル編なんかは特に、嫌忌的な一面が自分の中に存在することを肯定した上で、そういう自分が嫌いなことを自覚することが更正の一歩だって、そういう話なわけだし。
流されるまま無自覚に自堕落に生きていてはいけない…。
ところで人種とか性的な方向でも結構多様な価値観を実現しているのもワールドワイドだなって思う。
こういう観点は日本のゲームにはないですよね。
流石にこれはマニアックすぎる…。
この街、ちょっとホモ多くないですかね。
最後。無賃乗車で行くロスサントス一周の旅。
ホント楽しいゲームだと思う。コミケ終わったらもう一回やろう。
<ウラン=金&仕事>!