●それ町
新刊読む度によくできているなーと感心しきりの漫画です。
ギャグが主体ではあるんですが、それだけに収まらないというか、色々な要素が詰まっていて後から読み返すとなにかしら新しい発見や感想が出てくるんですね。
読んでない人は是非読んで欲しい。
舞台設定やキャラクターの個性もしっかり設定されていてブレないし、伏線もよく作りこまれていて絵もキレイ。完成度は非常に高いと思います。
ちょうど放送してるアニメの方も結構原作を大事にしている印象ですね。声は最初ちょっと違和感あったけど馴染んできたし、やはり動く画が見られるのはいいものだ。
それにOPがとても素敵。構成も曲も。ググったら原曲が山下達郎だっていうんでCD借りたりしました。大貫妙子とバンド組んでたとか全然知らんかったな。
あと歩鳥のフィギュアが出るのでみなさん買いましょう。
http://www.goodsmile.info/product/ja/3046/figma
乱発と言っていいくらい可動フィギュアが充実して、しかも歩鳥が立体化されるような時代が来るなどとは、1巻が出た当時は思いもしなかったなあ…。
目下の懸案は婆ちゃんのコンパチ仕様に合わせて2個買うべきかどうかですな。
●フルット
しばらく見かけなかったんですけど最近になってやっと買えました。
それ町の作者の人がチャンピオンで描いてるショート漫画です。
なんか新聞にのってる4コマ漫画みたいな印象なんですが、藤子F先生の描く漫画のギャグパートを抜き出してきたような雰囲気があって好きです。
なんかこう…それ町見てても思うんですけどこの人は藤子F先生の後継者になれるんじゃないかな…。
それ町もSFっぽい話は"少し不思議"リスペクトだと個人的は思ってるんだけどどうかしら。
●鋼
最終巻です。もう語る必要も無いですよね。
ラストではしゃぐトーサンの目がキラキラしていてすごくよかった…。
●ぱにぽに
連載10周年だそうで。
構成的にはいつもの単発投げっぱなしネタが中心の通常進行でした。
この作品にメインストーリーがあるとするとそれは恐らくベッキーに関するあれこれだったりするんでしょうが、この10年間でその辺の話が示唆されるだけで1ミリも進んでなかったことを思うと、俄かに紛れ込むようになったシリアス展開がギャグの一部なのは既定路線なのか判断に苦しみますが。
まあそんなことはどうでもよくて、この漫画の楽しみ方としては個人的にはネタがどうこうよりも素材的な魅力が強いと思うんですよね。
キャラとかシチュエーションとか。
読むとなんか絵が描きたくなるんですよ。
特に毎話違うベッキーの衣装が今巻ではいいのが多かったので何とかしたいなー。
ところで初回版買ったんだけど装丁が赤基調になってて本棚に並べると黄色とオレンジで統一されてる他の巻との違和感が凄い。
そういえば通常版は表紙がいい感じだったのよね…。そうか、通常版も買えば解決だ!
●ナオコサン
毎回初回版に変なオマケが付くナオコサンですが今回は5分くらいのアニメDVDがついてました。
うーん、これは是非シリーズ組んでほしいぞ。内容的にテレビ放送は無理そうだけど。
漫画のほうは相変わらず分かり辛い小ネタ満載で読むのが大変でした。
京浜急行ネタとかプロの幼女とか発想が独特すぎると思う。
でもこの漫画で一番グッとくるのは口絵の沼とか廃墟とかのイメージかもしれない。